bo-ka建築設計事務所の家づくりは、
基本性能を高めることからスタートします。

家族みんながずっと安全で快適に暮らせる家。そのためには、住まいの基本性能ともいうべき耐震性、耐久性、快適性、省エネ性を高める必要があります。家族がずっと安全で快適に暮らせる「永く住める家」は高い基本性能を備えた家が基本です。その上で変化していくライフスタイルに対応できるような家を考える。それが、私たちの家づくりのこだわりです。

こだわり1基本構造

現在は、建築基準法の仕様規定のチェックのみ(耐震等級1)で、大きさにもよりますが原則2階建木造住宅は建ちます。国が構造の審査を免除しているため、壁量計算はもちろんのこと、その安全性は設計者に任されています。そのため、多くの木造2階建住宅は耐震等級1(建築基準法の耐震性能を満たす水準)ではないかと思います。国の基準通りのため、それが悪いことではありません。ですが、建築基準法の仕様規定は検討項目が少なく、これで安全性を判断するには項目が少なすぎます。
bo-ka建築設計事務所では、
・多角的な安全性の検討、建築基準法仕様規定と「+α」項目の検討
→偏心率による耐力壁のバランス計算
→水平構面の検討
→直下率の確認
→仕様規定とは別に構造計算による基礎の検討

・プランと並行した構造計画、構造設計の実施
→構造ブロックの検討
→力の流れを考慮した架構計画

・全棟構造計算(許容応力度計算)実施による最終チェック
を行い、強い基本構造の家をつくります。

こだわり2気密と断熱

家の「快適性」に大きな影響を与えるのが「暑さ」「寒さ」です。「暑さ」「寒さ」は室温(気温)よりも体感温度が重要です。体感温度は「気温」「表面温度(放射量」「風速」「日射」によって変化します。「気温」は空調機器等、「日射」は庇などで補えますが、「表面温度」と「風速」は断熱・気密がとても重要になります。

また高断熱高気密は、結露(水分)を抑えることが出来ます。結露(水分)をなくすことで湿潤状態を無くしシロアリの発生を防ぎ、さらには木材を腐らせる腐朽菌の繁殖を防ぐことで耐久性が上がります。断熱・気密は高断熱材と防湿フィルムを使用していれば、良くなる訳ではありません。しっかりとした施工をして初めて高断熱高気密になります。

bo-ka建築設計事務所では、材料の選択だけではなく、正しい監理と施工も含めて取り組んでいます。

・気密の確保
→気密は細かな部分の施工が重要になります。しっかりと確認します。
・通常断熱の上を目指す付加断熱
→2重断熱により付加することで充填断熱の欠点でもある熱橋部の断熱性能を向上させます。

こだわり3基準を守り、その上を目指す

住宅で必要な性能に関しては「基準」を国が定めています。「基準」を定める最大のメリットは「安心」です。例えば「耐震等級」という「基準」は、地震が来ても倒壊しないような安全な住宅が建てられるかどうか、素人の方でもある程度目安にできます。「耐震性がある」というだけでは説得力がありませんが、「耐震等級」を取得することで、公的な審査を受けて耐震性能が証明されるため納得出来ます。「基準」を取得するということで認知され、住む人の安心につながります。

「耐震等級〇相当」と表現されている広告などを目にすることがあるのではないでしょうか。「相当」とはつまり、申請すれば耐震等級を取得できるレベルにある家ということです。取得するためには申請費用等で予算が高くなりますので、耐震等級を取得するかどうかは住む人の選択になります。耐震等級取得は火災保険などの優遇措置や認定住宅取得に必須です。また将来、家を売る場合には資産価値が上がるので有利です。そうした事を考えないのであれば、建て主と工務店の信頼関係が構築されていて「〇相当」で安心できることが重要ではないかと私たちは考えます。同じお金を出すのであれば、しっかり構造計画を立てて部材や架構を検討したうえで構造計算をするほうが重要です。bo-ka建築設計事務所では、構造計算を実施して、施主様の不安を解消したいと考えます。

こだわり4コストパフォーマンス

家に住むためには、建築費以外にも必要なことが入居後にたくさんあります。家を建てて終わりではありません。光熱費などのランニングコスト、メンテナンス費用、税金、各種保険など家にはたくさんのお金がかかります。建てる時が安くても、時が経ってお金がかかっては意味がありません。基本的には、永く住み継ぐ家であることを基準とし、コストパフォーマンスが最大限になる家づくりにこだわっています。